ワンオペ育児+兼業イラストレーターの一日
公開日:2022-5-1 最終更新日:2022-5-2
こんにちは。佐野です。
いつの間にか5月。徐々に暖かくなり、過ごしやすくなりましたね。
さて、佐野は一応会社で「Webコーダー」をしながら、家でイラストレーターをしている、いわゆる「兼業イラストレーター」です。
そして未就学児が2人おり、現在妊娠中でございます。
ついつい一人でやってしまう性格のため、家事・育児・仕事をほとんど一人で担う、ワンオペ兼業イラストレーターです。
でもきっと、日本にはそんなお母さまたちがたくさんいるはず。
ワンオペしてて、イラストの仕事までできるの・・・?と不安で、なかなか一歩が出せない方もいたりするかもしれない!
ということで、今回はワンオペ兼業イラストレーターの佐野の日常を紹介します。
目次
一人で生きていけるようにと教えられて育った
家事・育児・会社の仕事に家出の仕事。
タスクは盛り沢山ななか、なぜ私はそんな生活を選んだのか。
というと、小さい頃から母にそう教えられたから、だと思います。
かなり貧乏で育ってきたのですが、母は「女でも、一人で立派に生きていけるように」と、私が将来困らないように、手を尽くしてくれました。
おかげで、私は主人や周りの力を借りるよりも、自分で生活を豊かにしたいと思う癖がついたと思います。
と言いつつ、本音はイラスト一筋で行けたらいいのですが、子供が3人になる家計に、毎月安定した会社の収入は必要です。
それに、webコーダーの仕事も、かなり好きで、やめられないのです。
優柔不断・・・
それに、イラストの仕事もフリーである以上安定して入ってくるとは限りません。
なので、現状ではこの働き方を、選ぶことになりました。
ワンオペ兼業イラストレーターの1日
さて、そんな私の1日はどんな感じか、図にまとめてみました。

大体、こんな感じです。
平日休みがあったりするときは、イラストの仕事をしたりしています。
休日は、ほとんど作業ができません。
本当に締め切りが近い時は、家族に子供を預けて仕事する時もありますが、基本的には子供が寝てから自分が寝るまでの1日3時間ほどが作業できる時間になります。
できれば、パートナーがいるので、家事などは分担したいところですね・・・^^;
クオリティを下げずに、時短で意識していること
1日3時間程度と、限られた時間の中で期限内に納品するには、やはり時短が不可欠。
佐野の場合は、急がば回れの精神で作業しています。
急いでいる時こそ、丁寧に線を引く。細かくチェックする。
急いでいるから雑になってしまうと、結局書き直しの修正になってしまったりします。できるだけ、ズバッと一回で終わらせられるよう、努力しています。
兼業イラストレーター として工夫していること
他に仕事があったり、子供がいるからと言って、フリーランスとしての仕事を適当にやってもいいということは当たり前ですが、ありません。
むしろ、数あるイラストレーターの中から私にご依頼いただいたという責任感を持ってお仕事に取り組まなければいけません。
日常が忙しくて体調を崩し、納期に間に合わない・・・
なんてのは言い訳にはなりません。
会社員ではないので、フリーでご依頼いただいたお仕事は代わりにやってくれる人がいません
本当に、当たり前のことを言っておりますが、本当にそうなのです。
では、どんなことに気をつけたらいいでしょうか?
育児や他の仕事もある私が意識している点は以下です。
- 体調管理をしっかりする
- スケジュールがいっぱいな時は、申し訳ありませんが、お断りする勇気も必要
- ご提出日や納期は長めに設定する
- 家事は子供が起きているときにやってしまう
一つ一つ、見ていきましょう
体調管理をしっかりする
体調を崩して納期に間に合わない!なんてことがないよう、どれだけ忙しくても、体調管理はしっかりと行います。
感染予防の手洗い・うがいなどはもちろんですが、他にも気をつけていることをいくつか挙げていきます。
絶対にこの時間になったら寝る、という時間を決めておく
どれだけ忙しくても、「この時間までには寝る!」という時間を、予め決めておき、しっかり守るようにします。
と、言いつつスケジュールギリギリのときは起きていたりしますが・・・
webの仕事にも迷惑をかけるわけにはいかないので、徹底します。
私は遅くとも深夜2時には寝るようにしていて、1時半には作業を終えられるようにしています。
本当に寝不足になった時は、土日に子供と一緒に昼寝したり、親に見てもらって寝たり・・・しています。
リラックスのために時間を使う
日本人は、なかなかできる人も少ないですが、私は休息も仕事の質を上げるために大事なことだと考えます
なので、作業に疲れたら30分休んだり、仮眠したり、特別なデザートを食べたり・・・無理なく、たまには自分に甘く生きましょう。
もちろん、繁忙期や納期ギリギリや急ぎの時は真剣に時間使います。
落ち着いたら、全力で休息をとりましょう
スケジュールがいっぱいな時は、申し訳ありませんが、お断りする勇気も必要
イラストレーターとして、お問い合わせいただくことは、心から、本当に毎回嬉しいものです。
世の中にはたくさんの優れたイラストレーターの方たちがいる中、私を選んでくださったこと。
お問い合わせページを見ていただくとわかりますが、必須項目でないにしろ、細かく入力項目を設定しておりますが、それに詳しく誤入力いただき、ご送信いただいたこと。
どんなお問い合わせでも、しっかりと内容に目を通させていただき、一種のプレゼントのような気持ちで受け取っております。(もちろん責任感を持って!)
ですが、どうしても他の予定や、イラストのご依頼を他に受けていて、スケジュール的に厳しい・・・ということも出てきます。
そんな時は、本当に申し訳ないのですが、お断りさせていただいています。
スケジュール的に厳しいのに受けてしまう・・・と結局最後にご迷惑をかけてしまうからです。(経験があります)
納期に間に合わない、クオリティが落ちてしまう・・・
そう言ったことのないよう、全てのイラストをご期待に添える形でご提出できるよう、私たちは努めるべきだと考えています。
ご提出日や納期は長めに設定する
こちらからご提案できる場合で、スケジュールの全体も考えてからですが、急ぎでない場合は、ご提出日を長めに先方にお伝えしています。
もちろん、作業が早く終われば早めに提出します。
家事は子供が起きているときにやってしまう
上記の1日のスケジュールのグラフでは、子供が寝た後の家事時間がありますが、できればその時間も削りたいところ。
私は、できるだけ子供が起きている間に、家事を済ませてしまいます。
これは、子供がある程度大きくなってからできることであるし、子供の性格によってはできないかもしれませんが、うちは幸い子供達だけで仲良く遊んでいるので、チラチラ気にしながら、ときには大きな声で注意しながら、家事をしています。
テレビの力を借りることもありますが、できるだけテレビ漬けにするよりは、おもちゃで遊んだりしてくれる方が、私の教育方針的に向いているのでそうしてもらってます。
どうしても手が離せない時はテレビにも頼っています。
しかしながら、まだまだ子供も小さいので、どうしてもご飯→お風呂→寝る前の支度→寝かしつけの流れで、洗い物や残った洗濯に手が回らないこともあるので、そんな時は子供を放置せず、寝た後にささっとしてしまいます。
子供と一緒に家事をする
子供の起きている時間に家事をするメリットは、自分の時間確保の他にもメリットがあります。
それは子供が、遊び半分、母を手伝ってくれる優しい心半分で、一緒に家事をお手伝いしてくれることです!
洗濯物を畳んだりする時は、子供も下手くそながら手伝ってくれるので、育児と同時にできます。
掃除機をかけると、なぜか喜んで追いかけ回したり、一緒に持ち手を持って掃除機をかけてくれたりします。
料理の時は、一緒にしたがるので、卵を割ってもらったり、かき混ぜたり、できることを一緒にしてもらいます。
ボウルを床に置いて一緒にやったりしています。
こうすると、子供も家事に参加できるし、子供としては興味を持っていることを楽しんでできて、母にも感謝されて嬉しいようです。
家事を一緒にするからと言って将来子供がするようになる・・・かは正直わかりませんが、お手伝いしてくれる時は、できるだけ怒らずに、最後に「ありがとう」と声かけをして行っています。
ワンオペ育児でも工夫次第でイラストレーターができる!
平日会社にも行っていて、子供もいて、家事や育児への協力がない・・・・だけど、なんとか時間を作れば可能!かもしれません。(私の場合ですが)
一歩が踏み出せず悩んでいる方の自信になればいいなと思います。