フリーランスイラストレーターが出産前後で産休を取ると決断した理由

こんにちは!イラストレーターの佐野です

現在、妊娠中で、今夏出産予定です。

サイトTOPやお問い合わせでもお知らせさせていただいた通り、誠に勝手ながら、出産前後でお休みをいただくことにしました。

実はかなり悩んだのですが、やはり第一にクライアントに迷惑をかけるわけにはいかないという思いが強いため、今いただいているお仕事を区切りとして、休暇をいただくことを決断しました。

その決断に至るまでのお話をしたいと思います。

フリーランスイラストレーターが産休を取るメリット

まずは、フリーランスのイラストレーター妊婦が産休を取るメリットから考えていきたいと思います。

破水や陣痛など、いつ来るかわからない出産兆候に集中できる

妊娠・出産は、本当に、いつ何が起こるかわかりません

切迫流産や切迫早産になって、突然安静や入院をしなければいけなくなったり、予定日よりもかなり早く陣痛が来てしまったり、妊娠中の病気もいろいろあります。

また、軽い体調不良として、強い眠気や吐き気、腰痛、動悸など・・・

妊娠って、本当にしんどいのが現状です

過去に出産したときは、まだフリーランスとしては活動しておらず、会社員だったので、産前はゆっくりしながら(二人目の時は一人目の相手をしながら)のんびり陣痛を待つことができていました。

生まれる前だからこそできることもあったり、上の子たちは保育園に行ってくれているので、きっと本当に最後の一人きりの時間をじっくり過ごすことができます。

いつ産気づくかの不安もありますので、産前にゆっくりできることはメリットだと思います。

産後の体調不良や睡眠不足に対応できる

産後は赤ちゃんのリズムで生活しながら、自分の体も元に戻ろうと頑張る大切な時期です。

無理をすると、更年期に痛い目みる・・・という噂もあったりなかったり。

夜中も関係なく起きてくる赤ちゃんのお世話は、本当に大変です。

また、産後のマタニティブルーズや産後うつなど、本人が予想しなかったトラブルが起こる可能性もあります。

産後もしばらくは、生まれてきた赤ちゃんのリズムに慣れないといけません。

あとは、赤ちゃんにたっぷり愛情を注ぎたい、という気持ちもあります。

休暇期間をいただくことで、そんないろんなトラブルに対応できる点も、良いところだと思います。

産後の検診など、育児のイベントが忙しいので、それに集中できる

産後ゆっくり赤ちゃんとの時間を・・・なんて考えていた過去の私は、産後の母体の検診や赤ちゃん自身の検診、予防接種、申請書類の提出・・・などなど、結構忙しいです。

体も辛い中なので、できるだけ他のタスクはなく、赤ちゃんのために動ける環境が必要だと思います。

何かあったときも、すぐに病院に行ける環境は必要だと思います。

赤ちゃんとのコミュニケーションを大事にできる

しまうまの赤ちゃんは、生まれて10分で自力で立ち上がり、1時間ほどで歩き出すそうです。

なぜ人間の赤ちゃんは食事や排泄ができるだけで、できないことがこんなにも多いのでしょうか。

一説によると、人間は他の動物よりも成長が一年早く生まれてくるそうです。

それは、愛情をたっぷり受けるためなんだとか。

愛情をたっぷり受けた赤ちゃんは、大人になってから自分に自信を持って行動できるようになるらしいです。

人間の赤ちゃんにとって、愛情はとても大切なものらしいのです。

そんな話を聞いて、一度きりの、赤ちゃんの時間を大切に過ごしたいと感じます。

新規クライアントに迷惑をかけない

定期的なお仕事がない場合は、新規でお仕事を受けることがないので、そもそも納期と出産が被るなどのトラブルが起こらず、迷惑をかけないで良くなります。

私自身これがいちばんの決め手でした。

せっかく私に依頼してくれたに、仕事を責任を持って終えられないことは、妊娠で仕方がないとは絶対に言えないと思うからです。

フリーランスイラストレーターが産休を取るデメリット

反対に、デメリットを考えてみましょう。

仕事の依頼が止まる可能性

休暇を取るとなると、サイトやSNSでお知らせすることになるかと思いますが、せっかくサイトに訪問してくれたかたがそのお知らせを見て、サイトを離脱してしまう可能性もあります。

お問い合わせしていただいたけど断らなければいけなくなったり、休暇を取らなければ受注できた仕事を逃してしまうかもしれなくなったりします。

そして「依頼の対象」から外れてしまい、復帰した後も依頼が再開する確証はありません。

収入が減少する

お仕事が来ないということは、当たり前ですが今まで通り収入を得ることができなくなります。

会社員であれば手当金がでますが、フリーランスは仕事をしなければ手当てもありません。

収入が減るのが心配な方は、よく考えましょう。

産前は暇になるかも

ずっとフリーで家で仕事をしていたのが、突然やることがなくなってしまうと、何をしたらいいのかわからず、人によっては暇になってしまうかもしれません。

生まれてからはゆっくりできる暇もないので、赤ちゃんが生まれる準備をするなど、一人の時間を楽しむ工夫をしましょう。

フリーランスが出産によって受けられる制度はあまりない

フリーランスが出産することによって受けられる制度は会社員と違って数が少ないです。

会社員であれば社会保険が免除され、産前産後手当や育児休業給付金がありますが、フリーランスの場合保険料は必要になりますし、受け取れるのは出産一時金のみです。

それを考えると、フリーランスでの仕事の受付を休止するのには少し考えることが必要になりますね

出産のための休暇を決断した理由

フリーランスの主婦が増える近年。

女性は結婚や出産など、自分の人生を大きく変えるような経験をしながら、社会で生きて行かなくてはなりません。

今回私も、3回目になる妊娠をして、現在色々と準備を進めている最中です。

そんな中で、ありがたいことにイラストのお仕事をいただける機会が増えてきて、夢に見るだけだったことが現実になったりしているところです。

いわゆる「大事な時期」に発覚した妊娠でしたが、内心とても幸せで、でも幸せだからこそ、育児や仕事の責任をとても感じました。

過去に2人出産しているので、出産前後がどんな状況だったかも理解していましたが、このサイトを見つけてくれて、佐野アスカというイラストレーターを知ってくれる人が増えてくださっている中で、出産のためのお休みを取るべきか、とても迷いました。

受けた仕事の納期が出産と被ってしまうかもしれない。

出産だって、命がけなので、無事かどうかすらわからない。

でも、夢にまで見たようなお仕事の機会を失うかもしれない・・・。

同じような状況の方なら、わかってくれるでしょうか。

ということで、周りの意見を見てみることにしました。

まず、ネットやtwitterで検索してみた

とりあえず、世のフリーランス妊婦さんは、どんな決断をしているのか、調べてみることにしました。

すると、「フリーランスに産休はない」「産後3日から仕事復帰」「仕事がなくなるのが怖いからお休みはしない」という声が多いことがわかりました。

正直なところ、「そうですよね」とかなり共感しました。

本音としては、できるだけ多くのお仕事に出会いたい気持ちはありますし、現実的な問題で収入が減るという面もあるのでしょう。

しかし、冒頭でも書いたように「無理して迷惑をかけたら」の不安が強く、すぐに決断できずにいました。

家族に相談してみる

普段からよく仕事の話をしたり、納期ギリギリの時は子供を預かってもらったりしている母に相談してみました。

「今、サイトのアクセスも増えているのに、休んでしまったら仕事がなくなってしまうんじゃないの?きっとなんとなるよ。休みは撮らないほうがいいんじゃない?」

との回答。

意見はとても納得し、ネットで調べた結果と同じだ・・・とやはり共感したのです。

しかし、やはり・・・!(もう決断は最初からできていたかもしれませんね)

クライアントの気持ちになってみる

どうしても、迷惑をかけてしまうことが気になった私は、一旦「フリーランスの妊婦」から「私にご相談くださるクライアントの方」の視点に立ってみました。

そうして浮かんだ気持ちは以下です

「妊娠中ってただでさえ体調悪いのに、突然納期に間に合わないと言われたら嫌だな」

「納期に産気づいた場合って、この仕事どうするの・・・?もうスケジュール的に他のイラストレーターに頼めないし、途中まで描いてもらっているよ・・・」

「産後って元の体に戻るのに1年かかるって聞いたけど・・・スケジュールが狂ってしまわないか心配」

「そもそもこちらが依頼したことで小さな命に何かあったら・・・?気を使う」

などなど・・・。やはり、依頼受付を継続するべきではない!と決断しました。

受注しているお仕事は責任を持って最後までやり切ります

現在、一旦受付をストップしています。

当たり前ですが、今受けさせていただいているお仕事は責任を持って最後までやりきり納品させていただきますのでご安心ください

復帰は産後2ヶ月くらいを予定しています

まだ予定段階ですが、産後2ヶ月くらいで生活に慣れ、様子を見てから復帰を考えています。

10月ごろから着手できるお仕事があれば、ぜひ一度ご相談ください

長期的なご依頼や納期が長いものなどのご相談は受け付けています

納期に余裕があるものなど、私にお力になれることがあれば、一度ご相談ください。

ご迷惑をかけない範囲でスケジュールや内容が対応可能でしたらぜひお受けさせていただきたいです。

気になる点があれば、ご相談だけでもご連絡ください。

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