パッケージや広告には「人の顔」の使用が効果的!その理由とは?

こんにちは。女性向けイラストを書いているイラストレーターの佐野アスカです。

皆さんは薬局などのお店で、「人の顔が使用されている」商品やポスターをつい見てしまったことはありませんか?

実は、「人の顔」を使用する広告物には売るためのヒミツがあるのです!

今回は人の顔が使用される広告物について書きたいと思います。

目次

人は「人の顔」に注目する本能がある。

人の顔を使用した広告物のねらいは主にこの理由が影響しています。

お店で商品を選ぶとき、一つ一つじっくり選ぶ時もありますが、大抵は時間などの理由により「ぱっと見」で目につく商品から選びますよね。

その「ぱっと見」の際に目に止まってもらうために、人の顔をビジュアルに使おうというのが、広告デザインの技ということです。

そして、人は「人の目線の先」や「指を刺した先」に注目する特性もあります。

これをすべて利用すると、

①まず「人の顔」でぱっと見の際の注目を集める

②訴えたいキャッチコピーなどを人の目線の先や指を指す先に入れる

これで、消費者にメッセージを伝えられる、ということになります。

使用する「人の顔」は?

人の顔が注目度を高めることは説明しましたが、では、どんな「人の顔」を使用するのが良いのでしょうか?

それぞれにメリットやデメリットがあります。

人気タレントの顔

おそらく1番注目を集めるのは、人気のタレントをビジュアルに起用することでしょう。

そのメリットとしては

  • そのタレントが好きな人に見てもらいやすい
  • そのタレントが使用しているcmや写真で、自分も使いたいと思い手に取りやすい
  • 人気タレントのようになりたい、という憧れからの購入

などがあります。

しかしデメリットとしては

  • 起用には高額な費用がかかる
  • 商品とイメージが違うタレントを起用すると失敗する
  • タレントの好みに分かれる

などで、高額な費用をかけても、起用するタレントがイメージと違うと、購入促進にはならない可能性もあり、発売当初はよくても、イメージとちがうためリピートされる確率が減るかもしれません。

知名度の低いモデルの顔

ストック写真などでもレンタルできるモデルの写真を使用する場合です。

そのメリットは

  • その人のことを多くの人が知らない分、そのモデルの特定のイメージがなく、商品に影響しにくい
  • 人気タレントよりは低価格で使用できる。

デメリットは

  • ストック写真などを使用する場合は、他社や別の広告とモデルがかぶる可能性がある

などでしょうか。

人気や好みは影響しにくく、ひとつの「広告効果」として働いてくれそうです。

イラストの顔

実は、人が注目してしまう「人の顔」は、イラストでも効果があることがわかっています。

イラストを使用するメリットは

  • モデルを起用した写真撮影よりも低価格で制作できる。
  • 特定のイメージがつきにくい。
  • イラストの印象やタッチ、人物のかきかたをコントロールすることによって、より正確なイメージを伝えることができる。
  • 見る人に「共感」をあたえることができる
  • イラストによってはSNS映えを狙える
  • オーダーメイドのイラストだと他とかぶることないオリジナルのものが使用できる

デメリットは

  • 写真よりも注目度は低い
  • イラストの「ファン」などの購入はすくない。
  • イラストの好みがある。
  • イラストで伝えきれないこともある。
  • ストックイラストなどのイラストを使用した場合は、他社と同じイラスト、もしくは同じイラストレーターのイラストを使用してしまうかもしれない

などです。

まとめ

広告では「人の顔」が効果を発揮するということについて書きました。

それぞれの「顔」の特徴を考えた上で、使用する「顔」を決めてくださいね。

きっとその「顔」が、商品をよりよく、魅力的にイメージアップさせてくれるでしょう。

ターゲットのことを考えたイラスト制作を意識しています。

佐野アスカは最終的に届く人のことを考えたイラスト制作を心がけています。

商品の「顔」が必要な場合は、ぜひお問い合わせください。

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